敵地TV中継でイチロートーク白熱 MLB通算最多安打も「彼なら達成できた」

「イチローには歴史がある」、代打で出場のジャイアンツ戦で異例の“イチロー特集”

 マーリンズのイチロー外野手は9日(日本時間10日)、敵地でのジャイアンツ戦で2試合続けて先発から外れた。3-1で迎えた7回、先頭打者のマイケル・フェルプス投手の代打でイチローが登場すると、サンフランシスコの地元中継局はイチローのメジャーでの輝ける歴史を紹介。さらに、メジャーでキャリアの全てを過ごした場合にはMLB通算4000本安打に到達できたと言及するなど、異例の扱いで絶賛した。試合は6-2でマーリンズが勝利している。

 NBC系列のテレビ局「KNTV サンフランシスコ」は7回表の先頭打者として背番号「51」が代打で登場すると、敵地の放送局であるにも関わらず“イチロー特集”をスタートさせた。

「イチローは(メジャー)通算3000本安打に近づいております。イチローには歴史があります。打者として日本からやってきて来て成功しました。投手では日本から来た成功例もありましたが、それまで日本出身で成功した打者はいませんでした。イチローは日本の大スター。通算2868安打。日本でもオリックス・ブルーウェーブで約1300安打を記録しています」

 レジェンドをこう紹介したジャイアンツの名物アナウンサー、ジョン・ミラー氏は、イチローが三ゴロに倒れ、リードオフマンのクリスチャン・イエリッチの打順が回ってきても、昨年のゴールドグラブ賞の打席を“スルー”。イチローの話題を続ける。

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