好調維持で“エース級”ピッチング ソフトバンク大隣の好投の要因は?

ストレートは130キロ台も切れ味と多彩な投球で打者を幻惑

 見て頂けば分かるだろう。今季は開幕から6戦連続でQSに成功している。これは、ソフトバンク投手陣の中でただ1人のことである。大隣の投球がいかに安定しているかが分かる。

 昨季、国指定の難病「黄色靱帯骨化症」からカムバックし、終盤からCS、日本シリーズにかけて好投。日本一へと貢献した姿は記憶に新しい。

 シーズンを通してローテを守ることを目標に掲げている今季。好投が続く要因は、どこにあるのか。

 大隣の特徴といえば、正確無比なコントロールと緩急だ。真っすぐは130キロ台半ばから後半ほどだが、ゆったりとしたフォームから繰り出されるストレートはキレがあり、球速以上の速さを打者に与える。そこにカーブと宝刀チェンジアップを織り交ぜることで、打者を幻惑。ストレート、変化球が互いを高め合っている。まさに、お手本と言える投球スタイルである。

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