打率4割超えのマ軍ゴードンをイチローも絶賛 好調の同僚は自分のよう?

「とても似ている。彼の打ち方、走り方、自分はこんな感じだった」

 ア・リーグトップの打率3割5分、242安打、56盗塁をマークし、リードオフマンとして127得点を記録。記事では、シルバースラッガー賞に加え、ゴールドグローブ賞を獲得したデータも紹介している。「走者が利口になり、彼に挑戦することをやめるまで、8アシストを重ねたレーザービームも見せつけている」と、守備面でも大きなインパクトを残したとしている。

「ゴードンは若き日の自分自身を想起させるのか?」と質問を受けたイチローは笑顔を浮かべたという。

「思い出させますね。とても似ている。彼の打ち方、走り方、自分はこんな感じだったな、と考えます。彼はバントも色々できます。彼はエキサイティングで見ていて楽しい。すごくいい選手だと思います」

 レジェンドは11日、英語で同僚を称えたという。ゴードンは昨年、ドジャースで64盗塁を記録し、盗塁王に輝いた。今季はセーフティーバントや内野安打でも出塁し、相手投手にベース上からプレッシャーをかけている。41歳を迎えてもなお、スピードを武器とするイチローと同じスタイルだ。

 そして、「15年前の自分自身とゴードンはどちらが速いか」という質問については「わかりません。彼は本当に速い」と語るにとどまったという。

 イチローにとっても可愛い後輩なのかもしれない。今季のマーリンズでは勝利の後にお決まりのセレブレーションがある。活躍した選手のヒーローインタビュー中、背後に小さなバスケットゴールが用意され、ミニバスケットボールを手にしたゴードンがダンクを決めるというものだ。イチローも4月29日のメッツ戦で今季1号3ランを放った後、「エアーゴードン」の洗礼を受けていた。

 そんなムードメーカーでもあるゴードンについて、マイク・レドモンド監督は記事の中で、「とにかく最高な人間なんだよ。最高のチームメートで最高の選手。試合でプレー中も楽しんでいる子供に見えるね。彼の好調ぶりはこの球団にとって大きいよ」と称えている。

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