打率4割超えのマ軍ゴードンをイチローも絶賛 好調の同僚は自分のよう?

ゴードンにとってイチローは最高のお手本

 百戦錬磨のイチローは、有望な若手の多いマーリンズで最高の手本という役割も託されている。マーリンズの公式ラジオ「マーリンズ・ラジオ・ネットワーク」でインタビューを受けた際には、「多くの選手があなたにベースボールのアドバイスを求めていますね?」と名物アナウンサーのグレン・ジェフナー氏から質問されていた。

「そういう話は実はそんなにないのだけれど、(このチームの)素晴らしいところは、人と人としての関係性ですね。野球選手というよりも。僕自身もこのクラブハウスで楽しんでいますが、マイアミのクラブハウスにいる人たちはみんなすごくいい人。みんなポテンシャルが高い。

 いい選手が集まっているので、そんなにアドバイスすることもあるわけではない。僕はコーチでもないし、同じ選手。僕が彼らに聞かれて、できること、答えられるものについては、躊躇なく、それ(アドバイス)はするものですけどね」

 イチローは謙虚にこう答えている。

 引退後は野球殿堂入りが約束された名手の試合に対する準備やアプローチなどは、若手にとっては最高の教材に違いない。

 記事では「ゴードンは2001年のイチローの(シーズン)6か月間と同じレベルの6週間を享受している」と評している。若き日の自分自身を彷彿させる韋駄天ゴードンの活躍を、イチローも目を細めて見守っている。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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