巨人初スタメン堂上が同点打&逆転ホーム踏み、広島撃破 菅野がエース対決制す

堂上は「6番・レフト」で初スタメン、7回に左中間へ同点タイムリー二塁打

 巨人が12日の広島戦(東京ドーム)で2-1と勝利した。今季3度目となった巨人・菅野と広島・前田の対決は7回6安打1失点の好投を見せた菅野に軍配。前田は6回まで無失点投球を見せていたが、巨人は7回にこの日1軍に登録されたばかりの堂上が貴重な同点打を放つなど、2得点。逆転に成功し、そのまま勝利を収めた。

 1点を追う7回1死一塁の場面。打席に立ったのは今季巨人入団後、初スタメンとなった6番堂上だった。育成選手契約から支配下登録を勝ち取った29歳は右手親指の骨折を乗り越えて巡ってきたチャンスを逃さなかった。前田が投じた6球目、145キロのストレートを左中間へ弾き返す。これがタイムリー二塁打となり、1-1に追いついた。

 さらに続く村田のセカンドゴロの間に堂上は三塁に進むと、小林は死球で一、三塁に。ここで菅野に代打が送られ、アンダーソンが打席へ。この勝負所で前田がまさかのワイルドピッチ。堂上が逆転のホームを踏んだ。

 堂上は初打席で初安打を放っておりこの日2安打1打点1得点の活躍。土壇場で試合をひっくり返した巨人はその後、救援陣が踏ん張り、1点のリードを死守。エース対決で見事白星を飾った菅野は今季4勝目(4敗)となった。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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