田澤純一が前夜サヨナラ打浴びた本塁打王にリベンジ 「タザワのTKO勝ち」

前夜はサヨナラヒットを浴びたが、この日は「バットをファストボールで木端微塵」

 前夜は苦杯を舐めさせられた。田澤は15日(同16日)のマリナーズ戦で、9回2死2塁からクルーズに左中間を破られるサヨナラ打を浴びていた。自身に黒星はつかなかったが、チームは2-1で敗戦した。

「君たちが質問する前に言うべきことがある。あれは私の最悪な決断だった。あれは私のミスだ。一塁が空いていた。クルーズの最初の3打席を見て、彼は低めの変化球に手を出していた。彼はタズとはそれまで8打席1安打だった。だが、うまくうかなかった。あれは私の最悪な判断ミスだ」

 試合後の記者会見で、ジョン・ファレル監督は自らこう懺悔していた。

 一夜明け、クルーズとの対戦前に表情を険しくした日本人右腕が投球練習を行う間、ボストンの地元テレビ局「ニューイングランド・スポーツ・ニュース」は前夜の因縁の場面をリプレイで紹介した。だが、この日は田澤が力でねじ伏せた。

 ESPNのゴードン・エデス記者はツイッターで「タザワのTKO勝ち。彼がクルーズのバットを95マイルのファストボールで木端微塵にし、クルーズはショートフライに倒れる」とレポート。田澤がホームランキングに勝利したことを告げている。

 リベンジを果たした田澤は今季、防御率1・56と好成績を維持している。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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