中日・バルデスがようやく来日初勝利 「お待たせしました」

中日は3連勝で勝率5割に

 中日のバルデス投手が19日の広島戦で来日初勝利を挙げた。相手エース前田健と投げ合った一戦は立ち上がりの1、2回に1点ずつを失ったものの、それ以降をゼロで抑え、7回7安打6奪三振2失点の粘投。打線の援護も受け、10試合目の先発でようやく1勝(4敗)を挙げた。

 3-2で逆転勝ちした試合後のヒーローインタビュー。これまで9度の登板で防御率2・66と好投しながらも勝ち星に恵まれなかった助っ人は「ホントにみなさん、ありがとうございます。勝てなくても応援してくれてありがとうございます」とファンに感謝。「ホントに長いこと、みなさんをお待たせしましたけど、今日勝てて本当に嬉しい。みなさんのおかげです」と続けた。

 勝ち星が遠い中でも、「油断しないことを心がけて投げました。負けたら次の試合に向けた準備とか、前向きにいきました」という左腕。この日は1点を追う2回1死一、二塁の場面でバントヒットを決め、満塁とチャンスを広げた。

 最終的に決勝のホームを踏んだバルデスは「一、二塁の場面だったので三塁に強いバントをしようと思った。運が良かった」。助っ人の投打にわたる活躍で3連勝とした中日は勝率を5割に戻した。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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