順番待ち? G先発投手陣好調で、どうなる内海の復帰戦

ケガから回復の内海、1軍復帰は? “激戦”の巨人先発ローテ

 5月21日の甲子園での阪神対巨人戦は、タイガースが終盤に粘りを見せて2-1と逆転勝ち。ジャイアンツにとってはリリーフ陣がリードを守り切れず、痛い敗戦となった。

 その一戦で先発したマイルズ・マイコラス投手が完璧なピッチングを見せていた。7回まで1安打無失点。8回に福留孝介外野手に内野安打を打たれてマウンドを降りた。まだ未勝利の外国人投手に勝たせてあげたかったというのがチームの本音だろう。

 同日、神奈川・横須賀で行われた2軍戦・横浜DeNAベイスターズ戦では3月に左腕を痛め、戦線離脱していた内海哲也投手が先発登板。7回2失点だった。先発3試合目で7回まで投げたのは初めて。巨人はケガ人が続出しているが、少しずつ復帰している。内海も1軍登板できるように準備が整ってきた。ようやく役者がそろうことになる。

 ただ、先発ローテーション投手たちは皆、好調である。

◯菅野智之(9試合5勝4敗。防御率1・55)

 5月12日の広島戦で7回1失点。19日の阪神戦ではプロ初完封とまさにエースらしい、堂々の活躍で2連勝。

◯大竹寛(3試合1勝2敗 防御率2・20)

 同13日の広島戦で7回無失点で勝利。20日の阪神戦では0-1で負け投手も、7回1失点と内容も素晴らしかった。

◯アーロン・ポレダ(8試合4勝1敗 防御率2・81)

 阪神戦に3戦3勝と強さを見せる。15日のヤクルト戦では8回途中まで相手打線を無失点に抑える好投。ローテに不可欠な存在になっている。

◯杉内俊哉(8試合4勝1敗 防御率3・48)

 16日のヤクルト戦では6回2失点で4勝目。広島戦では打ち込まれたが、他のゲームでは試合を作っている。奪三振数もリーグ上位とキレ味も戻ってきた。若い投手陣の精神的な支柱にもなっている。

◯高木勇人(8試合5勝2敗 防御率2・04)

 新人王の筆頭候補。開幕から無傷の5連勝を飾り、負けた2試合もともに7回まで2失点の好投。菅野に次いで安定した存在。今後も楽しみな投手でチームからの信頼も厚い。

◯マイルス・マイコラス(5登板0勝2敗 防御率4・03)

 4つの外国人枠の関係でセペダやフランシスコを登録する時は抹消されるなど、チーム事情に左右されているが、徐々に力を見せ始める。21日の阪神戦は150キロを超えるキレのある直球で来日してから1番のピッチングを見せた。

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