イチローがついに“神様超え” 左前打でルース抜く通算2874安打

4試合ぶり先発、3試合ぶり出場でヒット、歴代単独42位に浮上

 マーリンズのイチロー外野手は22日(日本時間22日)、本拠地でのオリオールズ戦に「7番・レフト」で先発出場し、2回の第1打席でレフト前ヒットを放った。メジャー通算2874安打とし、並んでいた“野球の神様”ベーブ・ルースを上回り、歴代単独42位となった。
 
 2試合連続で出場機会なしに終わっていたイチローは、4試合ぶりに先発出場。1-0で迎えた2回の先頭で打席に立ち、相手先発のヒメネスのツーシームを左前に運んだ。その後、エチャバリアのヒットで三塁まで進み、ピッチャーのアルバレスのタイムリーで生還。チーム2点目のホームを踏んだ。

 3-0で迎えた3回2死走者なしの第2打席はフルカウントから四球。5回2死の第3打席では、右腕ウィルソンの前に見逃し三振に倒れた。4-6となった7回には、イチローは1死二塁の好機で打席に。初球はパスボールで1死三塁とチャンスが広がったが、右腕ハンターの前に投ゴロに終わった。

 イチローは18日の試合で2安打を放ち、ルースと並んで歴代42位タイとなっていた。19日は代打で空振り三振、20日は今季41試合目で初めて出場機会がなく、21日も欠場。“神様超え”がお預けとなっていた。

 メジャー通算2874安打で単独42位となったイチロー。41位のメル・オットは通算2876安打で、あと2本と迫っている。さらに、40位のオマール・ビスケルも2877安打となっている。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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