イチロー、また殿堂入り選手とらえた 歴代41位のオットに並ぶ2876安打

オリオールズ戦に代打で出場し中前打、歴代40位のビスケルとも1本差

 マーリンズのイチロー外野手は24日(日本時間25日)、本拠地でのオリオールズ戦に代打で出場し、中前打を放った。メジャー通算2876安打として、歴代41位のメル・オットに並んだ。チームは5-2で勝利し、2連勝となった。

 3点リードの8回、中継ぎ右腕ダイソンの打席で、イチローは2試合連続で代打として登場。初球のボール球のスライダーを見送ると、91マイル(約147キロ)の直球を2球続けてファール。4球目の低めへのスライダーをセンター前に運んだ。

 イチローは22日(同23日)にスタメンで2安打を放って通算2875安打として、ベーブ・ルース(2873安打)を抜いて歴代単独42位に浮上。23日(同24日)は代打で三振に終わっていた。

 通算2876安打は、オットと並ぶ歴代41位。米国野球殿堂入りしている選手をまた1人、捉えたことになる。さらに、守備の名手としても知られた40位のオマー・ビスケルとは1本差。39位のフランキー・フリッシュ(2880安打)、38位のザック・ウィート(2884本)も目前に迫っている。

 ビスケルは引退から5年以上が経過していないため、まだ資格を与えられていないが、フリッシュ、ウィートも殿堂入りしている伝説の名選手。これからもイチローがヒットを放つたびに注目が集まっていきそうだ。

 マーリンズは先発のケーラーが7回途中1失点と好投。打線もプラドの5号ソロなどが飛び出し、5-2で快勝した。GMから転身したジェニングス新監督が就任後は5連敗と苦しんでいたが、これで2連勝と息を吹き返してきそうな気配だ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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