ロッテが6回に7得点の猛攻で乱打戦制す 広島も8回に7得点も及ばず

先発・唐川は5回3失点で2勝目、クルーズが12号ソロ

 ロッテが敵地で行われた広島との一戦を12-10で勝利した。同点で迎えた6回に打者11人を送る猛攻で一挙7得点。広島も8回裏に7点を奪い、追いすがったが、ロッテが乱打戦を制して連勝を飾った。広島は先発の野村が6回10失点と大誤算だった。

 1回表にエラーで1点を失った広島はその裏、田中と菊地の連打で一、二塁のチャンスを作ると、1死から四番・新井がセンターへタイムリーツーベースを放ち逆転に成功する。さらにシアーホルツがタイムリーツーベースで続き、広島がリードを2点に広げた。

 2回表、ロッテは先頭の根元がバックスクリーンに飛び込むソロホームランを放ち1点差に迫ると、2死二塁から清田がライトへタイムリーを放ち、3-3の同点に追いついた。

 試合が大きく動いたのは6回表。ロッテは1死からクルーズが広島先発・野村の甘く入った変化球を捉えると、打球はレフトスタンド最上段へ飛び込む勝ち越しのソロホームラン。続く根元は倒れるが、ここからロッテの猛攻撃が始まる。

 サブローがライトへのツーベースで出塁し、田村が四球を選んで2死一、二塁。ここから福浦、清田、鈴木、角中、今江と5連打で、シアーホルツの悪送球も重なりロッテはこの回7安打7得点。10-3と大きくリードを広げた。

 ロッテは7回、8回に1点ずつを追加。しかし、広島も粘りを見せる。8回裏、丸と新井の連打で無死二、三塁のチャンスを作り、1死からエルドレッドがレフトへタイムリーを放つと、続く會澤がレフトスタンドへ飛び込む3ランホームランで4点を返す。

 さらに、木村と鈴木の連打などで2死二、三塁とすると、菊地がロッテ4番手の松永の投じた変化球を左中間スタンドへ運び、この回2本目となる3ランホームラン。広島もお返しとばかり、打者10人の猛攻で7点を奪った。

 大量リードを奪いながら2点差まで追い上げられたロッテは、9回裏に守護神西野を投入。9回を無失点で締め、ロッテが12-10で勝利した。先発の唐川は5回3失点で今季2勝目。広島は最後まで粘ったが、6回の7失点が痛かった。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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