代打井端「打った瞬間」サヨナラ確信 連勝巨人はDeNAとらえて同率首位に

井端は移籍後初のサヨナラ打、巨人は今季初のサヨナラ勝ち

 巨人は3日、本拠地・東京ドームにオリックスを迎えた一戦で、9回裏に井端のサヨナラヒットで2-1と劇的な勝利を収めた。先発の大竹が6回途中1失点と好投、打線はオリックス先発の東明を攻めあぐねたが、最後はベテランの一振りが試合を決めた。巨人は今季初のサヨナラ勝ちで連勝を飾り、この日ソフトバンクに敗れたDeNAと同率首位で並んだ。

 9回裏、坂本の二塁打をきっかけにサヨナラのチャンスを掴んだ巨人は、マシソンの打順で満を持して井端を代打に送った。緊迫感のある場面で試合を決める一打を放った井端は試合後のヒーローインタビューで「バットに当たれば何とかなるかなと思ったんで、当てることだけに必死にやってました」と振り返った。

 また、大歓声に包まれる中、打球がセンターへと抜けた瞬間については「飛んだところが良かったので、打った瞬間にヒットになるなと思ったんで、非常に良かったと思います」。40歳のベテランにとってはこれが巨人移籍後初のサヨナラヒット。「毎回毎回、仕事しようとしてやってますけど、ここ最近仕事ができていなかったんで、大勢のファンの前で、いいところで打てて良かったです」と、責任感の強さを感じさせるコメントでインタビューを締めた。

 巨人はオリックスに連勝。首位のDeNAが敗れたため、同率で首位に並んだ。いぶし銀の活躍がこれからも巨人を支えていくに違いない。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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