復活投球の田中将大に止まない賛辞 ヤ軍絶対守護神も「彼はスター」と脱帽

復帰戦で7回1失点、「7イニングも投げてくれるなんて、本当に、本当に感銘的」

 3日(日本時間4日)の敵地でのマリナーズ戦で7回3安打1失点、9奪三振無四球の快投を見せたヤンキースの田中将大投手について、リーグ屈指の守護神が「スター」と表現し、脱帽している。

 右手首の炎症と右前腕部の張りで故障者リスト(DL)入りしていた右腕は、41日ぶりのマウンドとなったセーフコ・フィールドで7回を投げ、わずか1失点。79球という省エネ投球ながら9K無失点という奪三振ショーを見せて3-1での勝利に導き、今季3勝目を挙げた。

 田中は気温1度以下で強風吹きすさぶ4月23日のタイガース戦に先発後、右腕に違和感を訴えてDL入り。ノースロー調整などを経て、復活のマウンドに立った。そこで、ハイ・クオリティー・スタート(HQS、7回以上を自責2以内)を見事に達成した。

 昨年7月の右肘靭帯部分断裂に続き、メジャー2年目で2度目のDL入りの試練を乗り越えたエースは、同僚から賞賛を受けている。

 地元紙「ジャーナル・ニュース」によると、オフにFAで争奪戦の末にレッドソックスから加入した守護神アンドリュー・ミラー投手はこう語ったという。

「彼が前腕部や肘などの問題と戦っていることを僕は知っている。でも、ひとたびマウンドに上がれば、信じられないような投球をしてくれる。彼にはなるべく多くマウンドに立ってほしい。長い時間、マウンドで投げてほしいと思う。投球回数が決まっているのに、7イニングも投げてくれるなんて、本当に、本当に感銘的だ。彼はこの試合のスターだ。間違いない」

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