好調・青木、球宴初出場なるか 日本のファンの「1票」も大きな後押しに

第2回中間発表では3位と10万票差の4位、日本人野手では唯一出場の可能性

 ジャイアンツの青木宣親外野手が、自身メジャー初のオールスター出場に向けて、ファン投票で好位置につけている。

 2日に行われた第2回中間発表では、ナ・リーグの外野手部門で4位。第1回中間発表と順位は変わらなかったものの、出場圏内である3位のジャンカルロ・スタントン(マーリンズ)との差を10万票もつめる猛追を見せている。インターネットでの投票は簡単に出来るため、日本からの支持票が多く集まれば、逆転の可能性は十分にある。

 今季、マーリンズに4番目の外野手として加入したイチローは、ノミネートされていない。名前を書いて投票することは可能だが、票を集めるのは難しい状況だ。投手は選手間投票、監督推薦で選出されるが、日本人先発投手は負傷で壊滅的な状況。救援として、レッドソックスの上原浩治、田澤純一に期待が集まる。

 その中で、青木は日本人野手として球宴に最も近い位置にいる。しかも、メジャーのオールスターでは、ファン投票で選出されればスタメン出場という名誉が与えられる。

 ここまでリーグ12位の打率3割1分4厘、同4位タイの65安打、同12位の出塁率3割8分5厘、同5位の12盗塁と各部門でトップクラスの数字を残し、リードオフマンとしての役割を十分に果たしてきた。5月8日のマーリンズ戦から6月1日のパイレーツ戦にかけて自己最長の85打席連続無三振を記録するなど、リーグで2番目に少ない17三振という好成績も残している。

 今季から、オールスターの投票はインターネットのみで可能となった。第2回中間発表では、ナ・リーグの外野部門は、1位がブライス・ハーパー(ナショナルズ)で232万3186票、2位はマット・ホリデー(カージナルス)で165万4428票、3位はスタントンで121万108票となっている。青木は101万2117票で、スタントンとは19万7991票差まで迫っている。

 ここから逆転は十分に可能。オールスターで青木の雄姿を見たいファンは投票用サイトから「Nori Aoki」に投票してみてはどうだろうか。1人につき35票まで投票可能となっている。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY