アスレチックスの左右両投げ投手がメジャーデビュー 2回無失点の快投!

左投げで1人、右投げで5人と対戦、スイッチヒッターは右投げで抑える

 アスレチックスの“スイッチピッチャー”が6日(日本時間7日)、敵地でのレッドソックス戦でメジャーデビューを果たし、2回1安打無失点1奪三振と上々のスタートを切った。

 左右両投げのパット・ベンディット投手は、2-4の7回から登板。まずは先頭の左打者ホルトに左腕として投球。スライダーとチェンジアップでフルカウントとして、最後は7球目のスライダーを打たせて一ゴロに仕留めた。

 続く右打者のハンリー・ラミレスを迎えると、グラブを左手に持ち替える。今度は右腕として投げ、1球目はカットボールで見逃しのストライク。しかし、2球目のスライダーをレフト前に運ばれた。それでも、続く右打者のナポリには右腕としてカットボールで二ゴロに仕留め、ダブルプレーでこの回を無失点に抑えた。

 ベンディットは8回も続投。先頭の右打者ボガーツには、右投げでカットボールとチェンジアップを投じ、フルカウントからカットボールで遊ゴロに打ち取った。さらに、右打者ベッツにも右投げでカウント1-2として、4球目のカットボールでライトフライに仕留める。

 そして、2アウトで迎えた打者はスイッチヒッターのスワイハート。お互いがどちらで投げ、どちらで打つのか注目されたが、ベンディットは早々に右投げで勝負すると球審らに申告し、右腕VS左打者の対戦に。それでも、カウント2-2と追い込んでから、最後はチェンジアップで空振り三振に仕留めた。

 “スイッチピッチャー”のベンディットは2回1安打無失点の快投で見事なメジャーデビューを飾ったが、試合はレッドソックスの田澤、上原の両日本人投手の好投もあり、アスレチックスが2-4で敗れている。メジャーで左右両投げ投手は、1995年のグレグ・ハリス(エクスポズ)以来となった。


パット・バンディット投手の投球【MLB.COM】

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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