メッセンジャー、大谷に黒星つけた 5割復帰で「貯金生活に進めるように」

8回無失点の好投で二刀流右腕に投げ勝った、決勝打の上本は「無我夢中で」

 阪神が日本ハムに1-0で勝利し、3連勝で5割復帰。DH制のない甲子園での一戦に「7番・投手」で出場した大谷翔平に、今季9試合目で初黒星をつけた。4回に上本博紀内野手が値千金の決勝打。先発のメッセンジャーは8回2安打無失点8奪三振の快投で、7回4安打1失点11奪三振と好投した大谷に投げ勝った。

 試合後は投打のヒーローがそろってお立ち台に。4回2死一、三塁で、大谷の142キロのフォークをセンター前に運んだ上本は「相手が凄いピッチャーだったので、無我夢中で来た打球にしっかり食らいつく気持ちで打席に入りました」と振り返った。

 守備でも、2回には中島の二塁への緩いゴロを前進して処理し、グラブトスで一塁に送ってアウトにする好プレーがあった。「ランディー(メッセンジャー)にはいつも迷惑かけてるんで、今日はちょっと貢献できたかと思います」。好守に存在感を見せた。

 一方、大谷に投げ勝ったメッセンジャーは、開口一番で「アリガト、アリガト」と日本語で喜びを表現。「とにかく、自分としてはマウンドに上がる以上は長いイニングを投げて、チームに勝つチャンスを与えることを考えていた。上本選手のタイムリーのおかげで勝てたので嬉しく思います」と笑みを見せた。

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