イチローの「偉大なスピード」 日米通算110本目の三塁打に米TV解説者が驚嘆

5回にタイムリー三塁打も、マーリンズは3連敗で今季最多タイの借金12

 マーリンズのイチロー外野手が10日(日本時間11日)、敵地でのブルージェイズ戦に「9番・ライト」で先発出場。3打数1安打1打点でメジャー通算2880安打とし、歴代39位タイに浮上した。5回2死一塁の場面でメジャー通算87本目、今季2本目となる三塁打を放ったレジェンドは、敵地トロントのテレビ中継で「偉大なスピード」と絶賛されている。試合はマーリンズが2-7で敗れて3連敗。借金は今季最多タイの12となった。

 3回の第1打席で二ゴロに倒れたイチローは、0-5の5回2死一塁で第2打席を迎えた。相手先発コープランドの85マイル(約137キロ)のチェンジアップをうまくセンター方向に運ぶ。トロントでテレビ中継していた「スポーツネット」の実況は、華麗な一撃について興奮気味に伝えた。

「イチローがラインドライブ。センターに。ピラーの横を抜けて、壁(フェンス)に届きます。マシスはホームに向かいます。イチローは三塁に。ゴインズからリレーで、スズキはスライディング。間に合わない。今季2本目の三塁打です。マシスは一塁から得点です」

 イチローは快足を飛ばした。センターのピラー、セカンドのゴインズと中継してボールが戻ってきたが、三塁手のドナルドソンのタッチは間に合わず。イチローのスピードが相手の完璧な中継プレーを凌駕した。

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