劇的サヨナラ打を放った西武・メヒア 「とにかく集中していた」

今季初勝利の守護神・高橋「やっと勝てたので嬉しいです」

 西武は4日、劇的なサヨナラ勝ちで本拠地での広島戦を5-4で制した。同点で迎えた9回、2死ながら満塁のチャンスを作ると、メヒアが左中間へ来日初となるサヨナラヒット。西武はチームとしても、今季初めてのサヨナラ勝ちとなった。

 試合後、お立ち台には同点の9回表にマウンドへ上がり、三者凡退で抑えた守護神・高橋朋己と、殊勲のサヨナラ打を放ったメヒアが立った。

 西武は先発の岸が3回までに4失点と苦しいピッチング。しかし6回からマウンドに上がったバスケスが2回無失点で切り抜けると、8回は、前日の試合の延長10回、4失点を喫して敗戦投手になった増田がマウンドへ。増田は2人のランナーを許したものの無失点で切り抜け、雪辱を果たした。

 中継ぎ陣が作った良い流れを引き継いだ高橋は「バスケスも増田も抑えてくれたので、自分も抑えなければと思い投げました」と、マウンドへ上がるときの気持ちを話した。そして「今日のピッチングは自分の中で納得がいっている部分があるので。真っ直ぐが良かったと思います」と、サヨナラを呼び込んだ自らの好投を振り返った。

 高橋は今季ここまで17セーブをマークしているが、白星はなし。今季初勝利に「やっと勝てたので嬉しいです」と笑みを浮かべた。

 この日の西武プリンスドームは、プリンスデーと銘打ち多くの女性客が詰め掛けた。「いつにも増して黄色い声援が多かったので、力が出ました」と話した高橋は「常日頃からカープ女子には負けていないと思っているので! ライオンズ女子頑張ってください!」と、サヨナラの興奮冷めやらぬスタジアムをさらに盛り上げた。

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