2失点完投で1か月ぶり6勝目 日ハム吉川「勝ちつかず悔しい思いしていた」

「今日は絶対に投げきると思って」「また次の試合も完投できるように」

 それでも、終盤での投球で踏ん張りを見せた吉川。「リリーフの方がずっと投げていたので、今日は絶対に投げきるんだと思ってマウンドに上がっていました」と完投を自分に課していた。

 7、8回を無安打に封じると、8回の攻撃で味方が勝ち越し。「また1点取ってもらい、勝たないといけないと思った」と、9回のマウンドへ向かった。

 先頭の筒香にはライトオーバーの二塁打を浴びる。ロペスを打ち取ったあと、バルディリスに四球を与え、1死一、二塁とピンチを広げるも「絶対に点をやらないと思って腕を振って投げてました」と吉川。続く宮崎、井手を抑え、1点のリードを守り切って試合を締めくくった。

 試合前の意気込みを体現した今季初の完投勝利。6勝目を挙げ、チームを交流戦首位に立たせた左腕は「また次の試合も完投できるようにしっかり準備していきたい」と充実した表情を浮かべていた。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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