注目引いたイチローのある行為 バットの扱い方は「これ以上ないほど」

四球で出塁した際にバットを優しく置いたイチロー

 マーリンズのイチロー外野手がバットを丁重に扱う様子が現地で改めて称賛されている。

 13日(日本時間14日)の本拠地ロッキーズ戦でのことだった。イチローは3点リードの7回1死から代打で出場し、四球で出塁。その後、二盗を決め、送球が逸れる間に三塁まで進んだ。後続が倒れたため、追加点には至らなかったが、マーリンズはそのまま勝利した。

 その四球を選んだ場面。イチローは一塁に走り出しながらも、左手でバットをそっとバッターボックスのコーナーに置いた。この場面に注目したのが、地元テレビ局「FOXテレビフロリダ」の実況だった。

「私はイチローのバットの置き方が大好きです。彼はこれ以上ないほどバットを大事に扱うのです。四球を選んだ際に、バットをグラウンドにものすごく優しく横たえましたね」

 商売道具のバットを雑に扱う選手もいる中で、まるで貴重品のように扱うイチローの流儀は異彩を放っているようだ。

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