交流戦は惨敗に終わったDeNA 巻き返しは可能なのか?

交流戦は3勝14敗の惨敗、それでも2位のDeNAに「ツイている」

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交流戦前後でのセ球団の貯金の推移

 DeNAは強さを取り戻せるだろうか。開幕から快調にセ・リーグ首位を走ってきたチームは、交流戦で3勝14敗と大きく負け越し、最後は10連敗で日程を終えた。その間に首位からも陥落。ただ、巨人も7勝11敗と負け越すなどセ・リーグは惨敗に終わったため、まだ1・5ゲーム差の2位につけていることだけが救いと言える。

 この厳しい状況を抜け出すことは出来るのか。そして、強さを取り戻せるのか。ヤクルト、日本ハム、阪神、横浜と4球団で捕手として活躍した野球解説者の野口寿浩氏は「貯金を全部吐き出したとはいえ、セ・リーグの各球団は足並みを揃えてくれているので、ツイているといえばツイているんですよ。この休みの4日間でどう立て直していけるかですね。打線の問題も含めて」と言う。

 交流戦が開幕する直前、4番の筒香が右太ももを負傷してから、チームは勢いを徐々に失っていった。登録抹消はせず、代打などで出場を続けていた筒香だが、交流戦中に守備にも復帰。しかし、野口氏は、今季覚醒した主砲はまだ完全には復調していないと見ている。

「筒香の足が万全になって、ちょっと弱いピッチャー陣をカバーできるようにならないと(DeNAは)厳しいですね。筒香は自分が打たなきゃ勝てないと思うようになってます。フォアボールが少ないのは駄目ですよね。やっぱり焦りですよ」

 かと言って、2軍に穴を埋められる選手はいない。

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