ヤクルトから青木宣親以来の首位打者へ 川端慎吾に影響与えた先輩の教え

宮本氏のアドバイスと青木の教え、「少しでも近づけたらいいと思って」

「昔から宮本さんには『中心選手は少々の痛みでも休むな』と言われていました。無理をしろということではなく、試合に出続けるためにしっかり体のケアをしなきゃいけないということ。去年はようやくその言葉を理解することができました」

 昨シーズンから、体の調子が良くても、休日は必ず治療院へ足を運んだ。わずかな状態の変化も見落とさないようにすることで、大きなケガをすることなく、年間を通して戦うことができた。

 ケガへの不安を払拭できた今季は、首位打者を目標に掲げてスタートした。現在はリーグ3位の打率3割2分3厘。同3割4分5厘でトップを走るルナ(中日)も視界に入っている。

 そんな27歳のヒットメーカーに大きな影響を与えたのが、米大リーグ・ジャイアンツの青木宣親だ。同じ左打者の先輩がヤクルトに所属していた頃、一挙手一投足を見逃さずに吸収しようとしていた。

「青木さんがいた頃は、『この投手の場合はどういう待ち方をするんですか』とか、毎日、ベンチで聞いていました。少しでも近づけたらいいと思って、毎日やっています」

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