広島が4000勝 初完投勝利の前田はファンに感謝「心強く9回のマウンドに」

9回5安打1失点の快投で5勝目、「うまく自分をコントロールしながら投げられた」

 広島の前田健太投手がリーグ戦再開初戦となる敵地でのDeNA戦で9回5安打1失点と快投し、5勝目(5敗)をマークした。エースの今季初となる完投勝利で、広島は球団通算4000勝(4410敗332分)を達成。DeNAは交流戦から続くトンネルを抜けられず、泥沼の11連敗となった。

 前田は6回までDeNA打線を2安打に抑える、ほぼ完璧な投球。7回にバルディリスにタイムリーを浴びたものの、8回は1死一、二塁のピンチで荒波を見逃し三振、梶谷を二ゴロに打ち取り、無失点で切り抜けた。最終回は3者凡退。3-1でDeNAを破り、広島に節目の1勝をもたらした。

「なかなか勝ち星が先行できてなかったので、しっかりと(再開)初戦を取れるように、自分の仕事をしようと思ってマウンドに上がりました。天気も良くて、雨男のはずだったんですけど、うまく自分をコントロールしながら投げることができたと思います」

 “雨男”とも呼ばれるエースは、雨中での熱投を冗談交じりに振り返った。

 今季、完投での白星は初。打線の援護に恵まれず、8回完投での黒星もあった。それだけに、この日の勝利の味は格別だったようだ。

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