「彼らも人間」 乱調の田中将大を指揮官はMLB屈指の右腕を例に挙げて擁護

初3被弾に自己ワースト7失点で3敗目も「キング・フェリックスも1/3回で8得点を与えた」

 ヤンキースの田中将大投手が21日(日本時間22日)、本拠地でのタイガース戦に先発し、メジャー自己ワーストタイとなる10安打7失点(自責5)で3敗目(4勝)を喫した。自身初となる1試合3本塁打を浴び、5回で降板。4-12で敗れたヤンキースは連勝が4で止まったが、ジョー・ジラルディ監督はメジャー屈指の大エースを例に持ち出し、炎上した右腕を擁護している。地元紙「ジャーナル・ニュース」が報じている。

 昨年9月27日のレッドソックス戦以来となる7失点を喫した田中について、指揮官は試合後、全面的に擁護したという。

「自分は以前の話を持ち出すけれど、キング・フェリックスも1/3回で8得点を与えたこともあった。彼らも人間なんだ。先発しても、うまくいかない日もある」

 記事では、指揮官のこのコメントを紹介。2010年のサイ・ヤング賞投手で、「キング」の異名を持つフェリックス・ヘルナンデスを例に挙げ、田中をかばったという。

 球界屈指の右腕は、6月12日のアストロズ戦で初回につかまり、5安打2四球8失点を喫して1アウトしか奪えず降板していた。「キング」も田中も人間。打たれる日もあると、ジラルディ監督は擁護している。

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