ロッテ田村、2日間で3つ目の押し出し四球が決勝点 「運が回ってきたかな」

オリ金子から貴重な押し出し四球、「投げづらいのか、ビビってるのか、どっちかだと思います」

 ロッテの田村龍弘捕手が28日、本拠地でのオリックス戦で決勝の押し出し四球を選び、2-1での勝利に貢献した。

 1-1で迎えた7回、1死満塁で相手エース金子を相手に粘り、フルカウントからの7球目のストレートを見送った。これが決勝点。なんと前日から計3つ目の押し出し四球となった。

 試合後にはお立ち台へ。「昨日から(押し出しが)多いので、運が回ってきたなと思います。(相手投手が)投げづらいのか、ビビってるのか、どっちかだと思います」。ムードメーカーらしく、冗談交じりに振り返ると、スタンドが大きく沸いた。

 守っても4投手を巧みにリードし、相手打線を1失点に抑えた。「僕というよりもピッチャーが頑張ったので、また切り替えて頑張りたいと思います」。謙遜したが、正捕手として存在感は日に日に大きくなっている。

 30日からは本拠地で楽天との3連戦が控える。交流戦再開から最初の対戦では惨敗に終わっただけに「楽天に3連敗したんで、次は絶対に仕返ししてやろうと思います」と誓った。

 この日はレディースデイとあって、最後にメッセージを求められた田村は「(僕に女性ファンは)いますかね?」と言いながら「いつでも応援してください」と呼びかけ、再び笑いを誘った。高卒3年目の21歳が、チームに欠かせない存在となっている。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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