マリナーズ歴代新人トップ15に日本人4人 イチローは「明らかに史上最高」

9位には岩隈がランクイン「先発で躍進」

 9位には現在、右肩痛の影響で故障者リスト入りし、リハビリを進めている岩隈久志投手が入っている。2012年に海外FA権を行使して楽天から入団。1年目は30試合に登板、125回1/3を投げ、9勝5敗2セーブ、防御率3・16、101三振、43四球という成績だった。

 特集では「マリナーズは、イワクマが日本における11年間のほとんどでスター先発投手だったにも関わらず、最初、リリーフで起用した。31歳でMLBのルーキーとなったクマはマイナーで先発に戻されてから躍進した。メジャーに復帰すると、6・00の防御率は3・16まで着実に向上した」と評している。

 1977年創設の球団史上で活躍したルーキートップ10に、日本人選手が4人も選出。いずれも日本でスーパースター級の成績を残して海を渡った実力者ばかりだが、新天地でも1年目から高い適応力を見せた。

 その他、ランキング入りしている選手は以下の通り。

◯2位アルビン・デービス内野手 1984年にデビュー。ア・リーグ新人王に選出され、球団にとっては最初のスーパースターとして愛された。

◯4位デイブ・フレミング投手 1992年にデビューした左腕。17勝10敗で防御率3・39。

◯5位マーク・ラングストン投手 1984年にデビューした左腕。17勝10敗、防御率3・40、204奪三振。

◯6位ルパート・ジョーンズ外野手 1976年にロイヤルズでデビューした後、翌77年にマリナーズへ。初年度にオールスターに選出。

◯8位フレディ・ガルシア投手 1999年にデビューした右腕。17勝8敗、防御率4・07。

◯10位ケン・グリフィー・ジュニア外野手 1989年にデビュー。イチローも敬愛するスーパースターは1年目に打率.2割6分4厘、16本塁打、61打点、16盗塁をマーク。

◯11位フェリックス・ヘルナンデス投手 2005年にデビューした「キング」は4勝4敗、防御率2・67という成績だった。

◯12位ロエニス・エリアス投手 昨年デビューしたキューバ出身左腕。10勝12敗で防御率3・85。

◯13位マイケル・ピネダ投手 2011年にデビュー。9勝10敗、防御率3・74でオールスターにも選出。

◯14位ジョエル・ピネイロ投手 ルーキーイヤーの2001年に6勝2敗、防御率2・03。

◯15位エドガー・マルティネス内野手(DH) ルーキーイヤーの1989年に打率2割4分、2本塁打、20打点をマーク。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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