完璧救援の上原&田澤をレ軍監督も称賛 「本当にハイスタンダードだ」

3年連続20セーブは球団史上4人目

 田澤は1-3となった直後の7回2死二塁のピンチで先発マイリーからマウンドを引き継いだ。ピンチでエチャバリアをライトフライに仕留めると、その裏にチームが3点を奪い、勝ち投手の権利を手にした。8回はイチロー外野手を含め3者凡退で切り抜けた。

 9回を2奪三振、無失点で抑えた上原はこれで3年連続の20セーブとなり、名門史上4人目の偉業となった。

 地元テレビ局「ニューイングランドスポーツネットワーク」は2013年から3年連続で20セーブを達成した上原について、レッドソックス史上4人目の記録と紹介。ジョナサン・パペルボン投手(現フィリーズ)が06年から11年シーズンまで続けた6シーズン、故ディック・ラダッツ投手が1962年から65年まで続けた4シーズンに次ぐ数字で、上原はジェフ・リアドン投手の3年連続(90年~92年)に並んだ。

 今季初勝利を手にした田澤は打者4人に14球を投げ、うちストライクは8球。防御率は2・45となっている。一方、上原は11球を投げ、ストライクは8球。防御率は2・61となった。

 チームもこれで3連勝。借金5でア・リーグ東地区最下位ながら首位ヤンキースと5ゲーム差とじわりと迫ってきたレッドソックスで、防御率2点台を誇る日本人コンビは最高の評価を受けている。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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