イチロー、35打席ぶりヒットも上原浩治との対決は中飛 上原は21セーブ目

イチローは自己ワーストの連続無安打を34打席でストップも、上原からは09年6月を最後にヒットなし

 マーリンズのイチロー外野手は8日(日本時間9日)、敵地でのレッドソックス戦に「9番・右翼」で先発し、4打数1安打だった。4回に35打席ぶりのヒットを放つと、3点を追う9回には上原浩治と対決。中飛に倒れた。試合はレッドソックスが6-3で勝利して4連勝。マーリンズは4連敗となった。

 イチローは0-0の3回1死走者なしで最初の打席を迎えたが、相手先発ポーセロの前に見逃し三振。これで34打席連続ノーヒットとなった。

 しかし、4回は味方の4連打の後に打席へ。2-4と2点差に追い上げ、なおも1死一、二塁のチャンスの場面で中前にポトリと落ちるヒットを放った。

 イチローは6月19日のレッズ戦からヒットがなく、マリナーズ時代の2012年6月30日~7月7日に記録した25打席連続ノーヒットを超え、メジャー自己ワーストを更新。実に20日ぶりのヒットで、連続打席無安打を「34」で止めた。

 2-5となった7回は先頭で打席に立ち、2番手の左腕ロスの前に投ゴロ。

 9回には1死走者なしで、この回から登板した上原と対決。初球は直球を見逃してストライク。2球目は高めの直球を打ちに行ったが、高く舞い上がるセンターフライに倒れた。

 昨年9月2日以来の対決は上原が“完勝”。2人の対戦成績は13打数2安打6三振となった。イチローは2009年6月11日にメジャー初対決でセンターへの三塁打を放って以来、上原からヒットを打てていない。

 上原は続くゴードンを空振り三振に仕留めて、3者凡退で21セーブ目。防御率2.53。イチローは打率2割4分6厘となった。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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