西武・秋山が選んだのは、個人記録ではなく勝利 「まだまだ試合は続く」

サヨナラ弾の中村も感謝「秋山が記録かかってるのに四球、何とかしたかった」

 秋山は「何か1つコツコツやっていけば、こういう結果に辿り着くんだと思いましたし、それがチームの勝ちにこうやってつながってくれたのは、やりがいを感じているところなので、また頑張りたいと思います」と言う。

 秋山の四球に応え、4番の仕事で試合を終わらせた中村も「連敗中、僕自身も打てずに責任を感じていたんですけど、勝ててよかったです。秋山が記録かかってるのにしっかりボールを選んで、フォアボール取ってくれたので、そのあともアサ(浅村)が当たってチャンスやったんで、何とかしたいという気持ちは強かったですね」とリードオフマンに感謝した。

 記録は止まったが、ペナントレースはまだまだ続く。首位ソフトバンクと6・5ゲーム差の3位と、まだ逆転優勝の可能性も残されている。15日の試合へ向け、秋山は「連続試合ヒットを期待して見に来てくださった方もたくさんいると思うのですが、チームが戦っているので、また応援しに来てください」とファンに呼びかけた。85試合消化で139安打と驚異的なペースでヒットを積み重ねるリードオフマンには、いくつもの記録を塗り替えるチャンスが残されている。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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