15試合ぶりの一発 横浜DeNA主砲・筒香がのぞかせた本音

筒香の内面は「ラテン系」――

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選手・コーチらと談笑する筒香嘉智【写真:荒川祐史】

 野球選手は時に孤独になる。若き4番の心の支えとはなんだろうか。

「支えとか、そういうのないです。自分たぶん、ラテン系なんですよ。ドミニカとかの選手を見て、刺激を受けたんですよ。あ、自分と似ているかもって」

 これまで国際大会などで、中南米の選手の明るさや気持ちの切り替えの早さを見てきた。周りからどう見られようが気にしない性格を、自分に取り入れようとした。チームの矢面に立つ4番打者には必要なメンタルだと思ったのだった。

 キャプテンとしてチームのことを考える一方、自分のことは深く考えすぎないようにした。そのバランスがだんだんと23歳の若者にフィットしてきているように見える。この試合、主砲の一発もあり、5回に7得点。結果、首位の巨人から10点を奪い、勝利した。試合後、筒香は晴れやかな表情でお立ち台に立った。

 間もなく前半戦を終え、球宴を迎える。今の心境を聞くと、「体はキツイですよ。でも、オールスターではファンの皆さんに選んでいただいたので、そのお礼じゃないけど、楽しんでもらえるように、がんばります。もちろんホームランを狙いにいきます」と答えた。ファンへの感謝の気持ちも忘れていない。

 ホームランがスタンドに入った時は、地鳴りのような大歓声が沸き起こる男。それだけ期待は大きい。ハマの4番、そして日本の4番になる男へ、魅力のある放物線でこれからも野球界を沸かせてくれることだろう。

【了】

白井京子●文 text by Kyoko Shirai

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