レ軍逆襲の鍵握る上原と田澤 地元紙は「銀行預金のように絶対確実」と絶賛

レ軍はブルペン補強に動くも、「ウエハラとタザワに対する疑念は存在しない」

 ただ、困難なチーム状況でも、レッドソックスには確かな存在がある。特集では「今季開幕前からの予想通り、最も頼りになるピッチャーは健在だ。後半戦のコウジ・ウエハラとジュンイチ・タザワに対する疑念は存在しない。ボストンの試合終盤の右腕コンビは銀行預金のように絶対確実な存在だ」と2人の日本人右腕を絶賛している。

 セットアッパーの田澤は39試合に登板し、1勝3敗14ホールド、防御率2.58と好調を維持。一方、クローザーの上原も2勝3敗22セーブ、防御率2.45で3年連続20セーブを記録し、ここ10試合連続無失点と抜群の安定感を見せている。

 その一方で、記事では、日本人コンビ以外のブルペンには不安要素が存在するとして「ジョン・ファレルが終盤に信頼するトミー・レインとアレクシー・オガンドは失速の兆候を見せている」と分析。後半戦に優勝争いに参戦するため「ソックスにはブルペンで重要な補強が必要だ」と、上原、田澤のコンビをサポートできるタレントを獲得する必要があると訴えている。

 ワールドシリーズ制覇を果たした2年前のように、2人の日本人リリーバーがプレーオフで躍動する姿は見られるだろうか。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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