イチロー、7試合連続安打も顔面付近への投球でヒヤリ マ軍は後半戦4連敗

8回に中前打、5回には守備でも好プレーも…マーリンズは後半戦勝ちなし

 マーリンズのイチロー外野手が20日(日本時間21日)、敵地でのダイヤモンドバックス戦に「1番・ライト」で3試合連続で先発出場し、3打数1安打1四球だった。初回には顔面付近への投球でヒヤリとさせられる場面もあったが、8回に7試合連続ヒットとなる中前打をマーク。しかし、チームは1-3で敗れて4連敗。後半戦に入ってから、まだ白星がない。

 初回、イチローが先頭で打席に立つと、相手先発デラロサの3球目の95マイル(約153キロ)の速球が顔面付近へ。素早い反応で巧みによけたが、ボールは一塁方向へと跳ね返った。判定は死球となり、イチローは一塁へ。しかし、ダイヤモンドバックス側はこの判定に抗議し、チャレンジした。

 ビデオ判定の結果、ボールはバットに当たったとして、ファウルに。イチローは打席に戻ると、4球目を打って三ゴロに倒れた。あわや大怪我というヒヤリとさせられる場面だった。

 3回は1死からストレートの四球を選ぶも、後続が倒れてホームには還れず。マーリンズはその裏に2点を先制された。さらに、イチローは5回に無死一塁で右方向に強いあたりのゴロを打つも、セカンド正面に飛んで併殺に終わった。

 しかし、その裏には守備で魅せる。2死二塁でペラルタが右中間に大きな当たりを放つ。イチローは打球に向かって一直線に追いかけると、背走しながらキャッチした。

 1-3となって迎えた8回、イチローは先頭で打席へ。中継ぎ左腕ペレスのスライダーを巧みにセンター前に転がし、7試合連続ヒットとした。その後、マーリンズは2死満塁とチャンスを広げたが、最後はディートリッチが遊ゴロに倒れて得点を奪えなかった。

 マーリンズはそのまま1-3で敗れて4連敗。7試合連続安打のイチローは打率2割6分6厘となった。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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