巨人ローテ陣「2か月の悪夢」にピリオド

苦しんだ先発4投手、最後の1人が高木勇が2か月ぶり白星

「もう2か月たったのかなあと……すごく早かったです」

 巨人のルーキー・高木勇人は25日の広島戦で、5月24日の中日戦以来、約2か月ぶりの白星となる7勝目を挙げた。6回2失点。シアーホルツに2本塁打を浴びたが、1点のリードを守りきり、最後は復調しつつある山口、マシソン、澤村の勝利の方程式で逃げ切った。

 これで先発陣の「2か月の悪夢」は終わりを告げた。巨人はここからまた投手力でチームを浮上させるだろう。

 交流戦が始まる5月末まで巨人の先発投手陣は好調だった。エース・菅野は交流戦初戦の西武戦で6勝目、交流戦前に高木勇は6勝、ポレダ、杉内は5勝ずつを挙げた。開幕2か月で順調に勝利を重ね、2桁勝利カルテットの誕生を予感させた。しかし……。

 この4投手に約1~2か月の間、白星がつかなかった。

 菅野は5月26日を最後に7月5日まで約1か月、ポレダは5月22日を最後に7月10日まで、杉内は5月23日から7月8日まで約1か月半、ローテを守りながらも勝ち星に恵まれていなかった。その間、先発ローテで勝利したのはマイコラス、田口と開幕ローテにいなかった投手たちだった。

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