ソフトバンク攝津はどう不振脱した? 好投見せた右腕の明らかな変化とは

約2か月ぶりの白星を挙げた攝津

 復活を告げる1勝だった。

 7月21日のロッテ戦(ヤフオクD)。前日20日の北九州開催が大雨によるグラウンドコンディション不良で中止となり、仕切り直しとなった後半戦開幕戦。先発マウンドに上がった攝津正が好投を見せた。

 2回1死からクルーズに左前打を許すも、大松を二ゴロ併殺打に切った。3回2死二塁で、右翼への大飛球を中村晃がジャンプ一番、好捕すれば、5回1死では大松に右翼線を破る当たりを打たれたが、またも中村晃がクッションボールを素早く処理して二塁で刺殺した。味方の好守にも支えられ、7回を投げて4安打無失点。奪三振こそ2つだったが、打たせて取る投球でロッテ打線を手玉に取った。

 6月12日の広島戦(ヤフオクD)で6回6安打5失点KOされ、5敗目を喫すると、工藤公康監督は背番号50の出場選手登録の抹消を決断。不本意な投球が続いていた右腕に、再調整の期間を与えた。不振での登録抹消は、攝津のキャリアで初のことだった。

「期間を空けて。うまくいっていないところ、気にしているところがあった。そこを直してもらう。自分本来のものを取り戻してもらえるようにやってもらう」

 指揮官は登録抹消直後に、こう説明していた。

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY