川崎宗則が再昇格 ブルージェイズGM「信頼できる内野手が必要だった」

積極的なトレードを敢行したブルージェイズ

 ブルージェイズの川崎宗則内野手が今季4度目となるメジャー昇格を果たし、1日(日本時間2日)に本拠地で行われたロイヤルズ戦に「8番・セカンド」でスタメン出場した。6-7と1点を追う9回裏には代打を送られ、39日ぶりとなるメジャー出場は3打数無安打に終わった。試合はそのままブルージェイズが敗れている。

 今季マイナー契約を結んでいた川崎は傘下3Aバファローで開幕を迎え、以来マイナーとメジャーを行き来している。13試合目となるこの日の試合を終えて打率は.167まで低下したものの、打席では毎度となくファンから大きな声援を浴びた。5回にホセ・バティスタ外野手がソロ本塁打を放った際にはダグアウトで人一倍元気に祝福する姿を見せていた。


川崎の祝福する姿を「ぶれない」と伝える球団公式ツイッター

 チームは今季のトレードで積極的な“買い手”となった。トロイ・トゥロウィツキー遊撃手と中継ぎのホーキンス投手をロッキーズから獲得すると、タイガースからは先発のデビッド・プライス投手、フィリーズからはベン・リベア外野手も獲得。プレーオフ進出に向けた不退転の決意が見て取れる。

 地元紙「トロント・スター」によると、アレックス・アンソポロスGMは今回、川崎を昇格させた理由について「信頼できる二遊間の内野手への需要が(理由の)ほとんどを占めた。ダニー(・バレンシア)は一、三塁とレフトでプレーできるが、我々が必要とするのは二遊間の守り。それが我々にとって大きいんだ」と語ったという。

 ブルージェイズはア・リーグ東地区で3位。ワイルドカード争いではボーダーラインまで2ゲーム差に位置している。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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