【高校野球】56分雷雨中断&延長戦の長丁場は下関商が制す 11回に森元がサヨナラ打
8回、白樺学園・加藤の同点2ランで追いつかれるも…
第97回全国高校野球選手権大会は第3日が8日、甲子園球場で行われ、第4試合は下関商(山口)が白樺学園(北北海道)を延長戦の末に4-3で破った。
先制したのは下関商。2死一塁から坂口がセンターへのタイムリー二塁打を放った。
すると白樺学園も3回、下関商の左腕・森元を攻め、2死三塁から池田のセンターへのタイムリー二塁打で1-1の同点とする。
しかし、その裏、1死一塁から下関商の坂口が2打席連続タイムリーとなるライトへの三塁打を放ち、勝ち越す。さらに1死三塁から益本がスクイズを成功させ、3-1とリードを広げた。
4回表を終わったところで雷雨が強まり、56分の中断をはさんだが、再開されると、試合はそのまま終盤へ。
8回。2死一塁から白樺学園の4番・加藤が森元のスライダーを捉える。打った瞬間に高々と腕を掲げる、完璧な同点2ラン。レフトスタンドへの美しい放物線を描き、3-3と試合を振り出しに戻した。
試合は延長に突入し、勝負が決したのは11回。下関商は1死から阪本が二ゴロエラーで出塁するなど2死二塁とすると、森元の打球がショートのグラブをかすめセンターへ。これがサヨナラのタイムリーヒットとなり、下関商が4-3で延長戦を制した。
白樺学園は終盤に4番の一発で追いつくも、最後に守備のミスが響いた。
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count