最近10試合で1勝9敗のマーリンズに迫る屈辱 「急降下で100敗ペース」

地元メディアが指摘、「球宴明けは5勝16敗、急降下に終わりは見えず」

 イチロー外野手の所属するマーリンズが、球団史上2年ぶり3度目のシーズン100敗という屈辱に近づいていると地元紙「マイアミ・ヘラルド」が報じている。

 マーリンズは7日(日本時間8日)のブレーブス戦に3-6で敗れ、5連敗を喫した。エース右腕ホセ・フェルナンデスは5回2失点というピッチングだったが、ショートの名手エチャバリアが2度エラーするなど、野手が守備で足を引っ張った。

 今季43勝67敗。勝率はフィリーズと並びメジャー最低の3割9分1厘と悲惨な状況になった。ここ10試合は1勝9敗と低迷しており、屈辱的な数字が見えてきたという。

 記事では「マーリンズはオールスター明けから5勝16敗。急降下に終わりは見えず、100敗ペースとなっている」と伝えている。

 開幕前には大型補強でプレーオフ出場候補にも挙げられたマーリンズだが、借金6の段階で手腕に定評のあったマイク・レドモンド前監督を解任。名物オーナーのジェフリー・ローリア氏は、アマチュアを含めて野球指導経験のほとんどなかった当時GMのダン・ジェニングス氏を監督に据える異例の配置換えをしたが、チームはさらに低迷。リードオフマンのゴードンや主砲スタントンが故障で離脱するという不運も重なった。

 1993年に誕生したマーリンズは2度、ワールドシリーズを制覇しているが、“ファイヤーセール”で主力を放出した経緯もあり、13年シーズンに62勝100敗という苦しいシーズンを送ったばかり。屈辱の「100敗」という数字が、今季再び見え始めている。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY