頭部死球の青木宣親が復帰へ 脳震盪テストはパスも、残されるリスクとは

最も恐ろしいのはセカンドインパクト

 カブスの若きエース、アリエッタの148キロの速球をヘルメットの右側に受けた青木は、試合後に吐き気などの症状を訴えていた。具体的に治療法は存在するのだろうか。

「特に治療法がないのです。まず安静です。頭痛、吐き気、そして、眠気という症状が取れれば、トレーニングを再開できます。サッカーの場合、日本サッカー協会が定めた脳震盪を受けた選手に対する復帰プロトコル(手順)が存在します。症状を和らげるために、1日ずつ対処法が決まっています。青木選手の場合にも、メジャーリーグやチームの脳震盪に対するプロトコルに沿って回復を目指すことになるものと思います」

 青木は米地元紙に「驚くほど元気」と報じられるなど、鉄人ぶりを披露しているが、最も恐ろしいのは短期間に2度目の衝撃を受ける、いわゆるセカンドインパクトだ。

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