320日ぶり勝利への鍵 ブルペン生活後の日本ハム斎藤佑樹に「3つの変化」

勝てば昨年9月29日以来、午前中には早実が3回戦に登場

(3)ブルペン陣への気持ち 先発が序盤で崩れたら中継ぎは早い段階から投げざるを得ない。4月の2試合はいずれも5回を投げきることが出来ず、多くの中継ぎ陣が投入された。ブルペンを経験したことで、救援投手の大変さが身に染みて分かったという。厚沢投手コーチも「佑樹が中継ぎ陣の気持ちが分かっただけでも大きな成長」と言う。

 斎藤「先発がちゃんと試合を作って、中継ぎにバトンタッチすると、いい試合運びができる、と改めて中継ぎで感じることが出来た。早く降りてしまったら中継ぎに負担がかかると感じたので、1人でも多く」

 15日の登板日の午前中には早実が8強をかけ、東海大甲府と3回戦で激突する。8日に母校が甲子園で初戦突破した時には、その夜の楽天戦で好投。「プレッシャーを感じました」と振り返っていた。

 斎藤「いい風が吹いているんじゃないですか。次はこっちもちゃんと勝てるように頑張りたい」

 勝てば、昨年9月29日の西武戦(札幌ドーム)以来の白星となる。320日ぶりの勝ち星をつかむことが出来るか。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY