日米通算で歴代2位、イチローの偉業に敵地も敬意 「歴史を作った」

日米通算4191安打に「どれだけ偉大な選手なのか」

 マーリンズのイチロー外野手が敵地でのカージナルス戦に「7番・ライト」で先発出場し、5回の第2打席でレフト前ヒットを放った。日米通算4191安打で、メジャー歴代2位のタイ・カッブに並んだレジェンドの偉業は、敵地セントルイスでも敬意とともに伝えられている。試合はマーリンズが1-3で敗れ、連勝は3で止まった。

 5回2死走者なしで背番号「51」がバッターボックスに入った瞬間、 敵地セントルイスの中継局「FOX スポーツ・ミッドウェスト」は、偉業達成の空気を悟ったのだろうか。実況がメジャー15年目を迎えた最年長野手のきらびやかなキャリアを紹介した。

「イチロー・スズキ、どれだけ偉大な選手なのでしょうか。マイアミのファンは彼を愛しています。彼は現役選手のヒット数でも上位です。Aロッドは3000本安打を記録していますが、イチローは3000本に近づいています。日本での成績とメジャーでの成績を合算すると、彼はタイ・カッブの通算安打記録4191本に並ぶまで1本と迫っています。素晴らしいキャリアです」

 ヤンキース時代の同僚、Aロッドに続き、現役2位のヒット数を誇る安打製造機に対して、賛辞を惜しまない。すると、イチローは2ストライクから左腕ガルシアの2球目のスライダーを完璧に打ち返す。ライナーでレフト前に運んだ。

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