日本国内で小学4、5年対象「MLB CUP」新設 「子供たちに野球をする機会を」

ゴンザレス氏「やがて日本の野球界やメジャーで活躍する選手が育ってくれれば」

 今年、野球殿堂入りしたサイ・ヤング賞左腕のジョンソン氏も、リトルリーグでプレーすることの意味は大きいと指摘する。

「リトルリーグは子供たちにとってとても重要。若い段階で野球を楽しむこと、チームメートとの友情を築くことができる。さらに、野球をすることで自分がどうすれば仲間にとっていいチームメートになれるか、学ぶことが出来る。

 チームとしてどうすればよく戦っていけるか、訓練、しつけを身につけることも出来る。その点で非常に重要なことだと思う。私自身、野球を始めたのはリトルリーグの7歳で、46歳で引退するまで野球を続けてこられたのは幸せなことだった。リトルリーグは少年少女にとって非常に重要な場だ」

 また、強打の外野手として2001年にジョンソン氏とともにダイヤモンドバックスを世界一に導いたゴンザレス氏は、この大会から将来のプロ野球選手が生まれることに期待しているという。

「今回、日本にやってきて数日間を過ごしている中で、日本の野球に対する情熱を感じた。今回、MLB CUPを開催すれば、日本の野球ファンのエネルギーを感じて、決勝に進んでいく大会になるのではないか。

 リトルリーグは3つの大事な要素を持っている。キャラクターをつくること、勇気を与えること、常に正しい心を持って戦っていくことだ。これら3つはこれから大人になっていく人生で必要なこと。やがては日本の野球界や、メジャーリーグで活躍する選手が育ってくれればと思う」

 MLB CUPが新設されることで、日本の野球少年に新たな目標が生まれそうだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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