好調ソフトバンクで苦しむ4番・内川、黄信号灯る歴史的記録を達成できるか

3割到達のために残り試合で必要な成績は…

 2008年 .378
 2009年 .318
 2010年 .315
 2011年 .338
 2012年 .300
 2013年 .316
 2014年 .307

 2012年は3割ちょうどだった。ここまでの内川は、105試合に出場して、401打数113安打。この打数を143試合に換算すると、打数は520前後に達することになる。

 仮にシーズン終了時点で、520打数に達しているとすれば、3割に乗せるためには、156安打が必要になる(3割ちょうど)。とすれば、119打数で43安打。打率3割6分1厘以上の成績を残せれば、8年連続3割の快挙も達成可能になる。

 内川以外で7年以上連続で3割を達成した打者は、張本勲(9年)、川上哲治、王貞治(8年)、落合博満、イチロー、松井稼頭央(7年)の5人。右打者では、落合博満しかいない。8年連続とすれば、右打者としてはトップに立つ。

 現時点で1試合4安打といった固め打ちが出れば、一気に打率は6厘ほど上昇させることが出来る。まだまだ、達成の可能性は残されている。チームが優勝へと突っ走っているシーズンも佳境。偉大な記録を成し遂げられるかにも、注目である。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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