辞任報道の楽天・大久保監督、釜田の勝利喜ぶ 「頼もしい男が帰ってきた」

チーム一丸での勝利に「感動させてもらいました」

 一部報道で今季限りで辞任する意向を固めたと報じられた楽天・大久保博元監督は29日、釜田の716日ぶりの白星を喜んだ。テレビインタビューでは自身の去就については触れなかった。

 西武戦(コボスタ宮城)で毅然とした表情で指揮を執ったデーブ監督。嶋の4号3ラン、藤田の5号満塁弾で3回までに大量7点のリード。685日ぶりの1軍登板だった先発・釜田は150キロの直球を連発し、5回7安打4失点。9回は大久保監督が守護神に抜擢した2年目左腕・松井裕で逃げ切った。

 試合後は感無量の表情でテレビインタビューに応じた。

――釜田が久々の勝利を挙げた。

「4年前から、このチームでお世話になりまして、強力打線のジャイアンツを18、19歳で抑えたところから釜田を見てました。一昨年、やっと投げられるようになったところで、2軍の球場で雨降っている中で完投した時に、釜田がその次の日からリハビリに入らないといけない。非常に責任を感じました。

 その後の2年間は、(釜田は)腐らずに、本当に練習の中で1本のダッシュも抜かないような男だった。釜田の姿を見ていると、『オレも勉強しなきゃな。なんて男だ』と。彼が打たれても、彼の肘が大丈夫なら絶対に勝ちを付けると、全員が思ってた。頼もしい男が、このチームに帰ってきてくれたと思った」

――150キロも出ていた。

「2軍の酒井監督の報告よりも、はるかにアドレナリンが出て見事な球を投げてました。以前よりも大きな投手になったと感じました。球数だけはこっちが管理した。その中で精いっぱい、本当にいい球を投げてくれた」

――5回4失点。勝ちがついたのは今後に大きいのでは?

「やっぱり勝つために我々はやっている。釜田のためだけにやっているわけではないが、チームにとっての1勝を釜田という男が挙げてくれたというのは、本当に明日以降、残り29試合につながると思います」

――打線も序盤に7得点を挙げた。

「思ってもみないと言ったら両選手に失礼ですけど、思ってもみないところで嶋が本塁打を打ってくれて、外野フライでもいいと思った(藤田)一也が打った。最後はダメ押せるペーニャの安打で島内が全力で駆け抜けている姿を見た時は…。感動させてもらいました」

――打線も勢いがあった。明日にもいい流れ。

「本当にみんなが何がいいか、要因は分かっていると思いますし、明日に向かって。僕は結果よりも努力する姿勢が大事だと思ってます。努力してくれてますから、明日もいい試合をしたいです」

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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