岩隈、6回途中2失点の粘投で6勝目 1試合4四球は3年ぶり自己ワーストタイ

5回2/3を7安打6奪三振4四球で2失点、マリナーズは2連勝

 マリナーズの岩隈久志投手が29日(日本時間30日)、敵地ホワイトソックスで今季14試合目の先発登板に臨み、6回途中を7安打6奪三振4四球2失点で抑え、6勝目(3敗)を挙げた。この日は107球を投げ、ストライクは69球。防御率は4・22。7-6で勝利したマリナーズは2連勝となった。

 マリナーズは初回、相手先発のサマージャを攻め、シーガーの20号2ランなどで3点を先制。援護を受けた岩隈はその裏を三者凡退に打ち取ると、2回には1死からA・ガルシアにレフトへヒットを許したもののラローシュを併殺に仕留める。

 マリナーズは3回にも1点を追加。しかし降雨の影響からか、岩隈はその裏に制球が乱れる。1死からサンチェスにレフトへ二塁打を浴びると、2死となった後には連続四球で満塁に。ここは踏ん張ってアブレイユをセンターフライに打ち取ったが、味方打線がさらに1点を加えた直後の4回には連打で無死一、三塁のピンチを招くと、ラローシュにライトへタイムリーを浴びて失点。さらに2死二、三塁から四球を与えて満塁とされたが、イートンをセカンドゴロに切って取り、どうにか窮地をしのいだ。

 5回はサラディーノをサードゴロ、アブレイユをレフトフライ、カブレラを空振り三振と三者凡退で終えたが、6回は1死からラローシュにこの日4つ目の四球、ラミレスにはレフト前ヒットを許して一、二塁に。2死となった後にフラワーズにレフトへタイムリーヒットを浴び、ここで降板となった。マリナーズはその後、2番手のラスムッセンが2死一、二塁の場面をしのぐと、8回には2点を加点。その裏に4点を返されて1点差に迫られたが、救援陣がリードを死守して競り勝った。

 抜群の制球力を誇る岩隈にとって1試合4四球は2012年8月28日のツインズ戦以来、3年ぶりで、メジャー自己ワーストタイ。苦しみながらも5回2/3を2失点に抑え、6勝目を手にした。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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