【U-18野球W杯】左膝違和感を訴えた清宮 要因は怪物ならではの驚異的な身体能力にあり!?

16歳でプロ野球のスラッガー並みの肉体

 さらに、今夏の甲子園大会後も、「過去に2度故障していた古傷の右肩を西東京大会前に痛めていた」と一部で報じられた。

 8月31日に弟・福太郎も優勝したことで話題となったリトルリーグ世界大会に、中1夏に東京北砂リトルの一員として出場。投手で2勝、打者で3本塁打と投打で大活躍した。

 当時から、同年代と比べても飛び抜けて大きかった肉体を生かしている印象が大きかった。成長期で肩にかかる負担は軽くはなかったはずだ。

「怪物」と言われても、一般的にまだ体が完成していない16歳。幼少期からの図抜けた成長曲線でつくられた184センチ、97キロというプロ野球のスラッガー並みの肉体を支えるのは、並大抵のことではないだろう。

 そう考えると、今回の左膝の違和感も、過去から続く“ひずみ”と無関係でないのかもしれない。まして、7月18日の西東京大会初戦から1か月半で15試合をこなし、甲子園から連続で長期の遠征が続いていた。高校初めての夏。肉体的にも、精神的にも負担はあった。

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