【U-18野球W杯】中軸・平沢が復活の3打点 5戦全勝突破も「世界一しか狙っていない」

世界一へ「チームが一つになることが大事」

 初戦のブラジル戦は2安打2打点と実力を見せつけたが、その後はノーヒット。4戦目のチェコ戦は先発から外れ、代打で三飛に倒れていた。ただ、「良い当たりは何本かあったので、そこまで悪くは思っていなかったです」という。世代最高のセンスを誇り、今秋のドラフトでは上位指名が確実な男の自信が揺らぐことはなかった。

 それよりも、「ヒットが出たのはよかったのですが、その後にチャンスで凡退したところがあったので、修正したい」と、5回無死二、三塁の場面で空振り三振に倒れたことを反省。意識はどこまでも高い。

 スーパーラウンドへ向け「5勝出来たのはいいことですし、チームとしても良い雰囲気できているので、良い雰囲気でやっていきたい。チームが一つになることが大事。個ではなく一つになって良い方向に向かっていきたいです」と誓う。

「世界一しか狙っていないので、世界一になれるようにみんなでいい準備をしていきたい」

 初優勝へ向け、頼りになる男が調子を取り戻した。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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