【U-18野球W杯】“開幕投手”に続く大役果たし、7回10K無失点の上野 決勝も「投げたいです」

ブラジル戦に続く無失点投球、西谷監督「マウンド度胸のある上野に託そうと」

 高校日本代表は4日、第27回U-18(18歳以下)ワールドカップのスーパーラウンド第2戦(甲子園)で韓国と対戦し、12-0の7回コールドで快勝。初戦から無傷の7連勝で決勝進出を決めた。先発の上野が7回3安打無失点10奪三振と好投。初戦のブラジル戦に続く無失点投球で日本の快勝を演出した。

 上野は初回、2つの空振り三振を含む3者凡退と上々の立ち上がり。味方打線が2回に5得点、5回に6得点とビッグイニングを作る中、伸びのある直球を軸に好投を続けた。

 12-0となった7回は、圧巻の3者連続空振り三振。最後まで安定感抜群の投球で7回コールド勝ちを演出した。

 試合後のテレビインタビューでは「調子自体は最初から悪くなかった。この前のブラジル戦は初回の立ち上がりはよくなかったので、今日は初回からしっかり投げられてよかったです」と振り返った。6回無失点と好投した8月28日のブラジル戦から中6日での登板にも「僕は毎試合投げられる準備は出来ている。心の準備は出来ていると思ってます」と問題はなかった。

 決勝進出が決まる大事な一戦での登板。“開幕投手”に続く大役を任せた理由を、西谷監督は「(韓国は)非常にバッティングも良く、機動力も使ってくるチーム。ゲームを作る制球力、マウンド度胸のある上野に託そうと思いました」と明かす。その起用に応える快投だった。

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