工藤ホークスがパ史上最速V 貯金「47」、圧倒的強さで2年連続19度目の栄冠

本拠地でリーグ連覇決めた! 新人監督のリーグVは3年ぶり史上18人目

 ソフトバンクが17日、優勝マジックを「1」として迎えた本拠地・ヤフオクドームでの西武戦で5-3で勝利し、2年連続のリーグ優勝を決めた。1リーグ制から含めると19度目のVで、9月17日の優勝決定は1964年の南海と95年のオリックスの同19日を抜いてパ・リーグ史上最速(前後期制を除く)。85勝38敗4分けで貯金「47」と圧倒的な強さで頂点に上り詰めた。

 本拠地Vがかかった一戦で、ホークス打線が順調に得点を積み重ねた。初回1死一、二塁のチャンスを作ると、内川が相手先発の高橋光の5球目、141キロのストレートを捉え、センターへタイムリーヒット。「前回登板でやられているので、まずは先取点という気持ちで打席に入りました」と振り返る4番の一振りで主導権を握った。

 4回には先頭の松田が右中間テラス席へ34号ソロを運ぶと、続く長谷川がバックスクリーン右へ2号ソロ弾。松田は2戦連発、長谷川は3月29日のロッテ戦以来、半年ぶりの一発だった。

 一方、ソフトバンク先発の武田は4回まで1安打に抑える好投。5回には先頭のメヒアに二塁打を浴び、森に四球、栗山にセンターへヒットを許して無死満塁のピンチを迎えた。しかし、鬼崎のタイムリーヒットによる1点のみに抑えて、最少失点で切り抜ける。

 すると6回、味方打線が明石の犠牲フライなどで2点を加点。好投の右腕を援護すると、武田は7回を5安打7奪三振1失点で抑えて降板。8回にマウンドに上がった森が2点を失ったものの、1死二塁の場面で後を受けた五十嵐が無得点で抑えると、9回をサファテが締めてリーグ優勝を決めた。武田はチームトップ、リーグ2位タイの12勝目(5敗)。サファテは38セーブ目となった。

 昨季は秋山前監督の下、3年ぶりにリーグ優勝を決め、そのまま日本一を達成。今季、バトンを受けた工藤新監督は就任1年目で見事、リーグ連覇に導いた。新人監督のリーグ優勝は2012年の日本ハム栗山監督以来、3年ぶり18人目。ここまで圧倒的な強さを誇ったホークス。次なる目標は日本一連覇だ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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