日ハムが驚異の集中打で5点差逆転 6回チーム初安打から6安打7得点の猛攻

無安打から一転して打者11人の猛攻、逆転弾のレアード「自分でもびっくり」

 日本ハムが20日の西武戦(札幌ドーム)で、驚異の集中打を見せた。

 5点差の6回。先頭・谷口のチーム初安打となる右前打が合図となった。大野の左前打などで1死満塁とすると、田中が押し出し四球を選び1点。続く中田が2年連続100打点まであと2とする左前2点打を放った。中田は「いいところに落ちてくれた。それだけだけどね」とクールに振り返った。

 岸をここでマウンドから引きずりおろすと、近藤の中前適時打で1点差。続く1死一、二塁でレアードが3番手・岡本洋から逆転の31号3ランを左翼席へ運んだ。

 近藤は「中田さんがつないでくれた打席。みんなに打たせてもらったタイムリーでした。流れに乗れて、いい結果につながりました」と笑顔。逆転弾のレアードは「自分でもびっくりしたね。高く上がりすぎたから入ると思わなかったけど、うまく振り抜けたね。打ったのはシンカーだね」と興奮気味だった。

 打者11人の猛攻で6安打7得点。CSで対戦する可能性のある西武に見せた大逆転劇に、本拠地・札幌ドームの大歓声が鳴りやまなかった。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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