広島が今年も通算観客動員数を更新 「カープ女子」に黒田復帰も要因に

主催試合6試合を残して新記録、現在4位も菊池「一切諦めてません」

 カープ人気が爆発している。広島は21日のDeNA戦で2015年シーズンの主催試合の通算観客動員数が192万76人に到達したことを発表した。昨年の190万4781人を上回り、今年も球団最高記録を更新した。

「カープ女子」と呼ばれ、社会現象となった女性ファンの急上昇に加えて、今季はヤンキースから黒田博樹投手が復帰。メジャーの高額年俸のオファーを固辞してまで古巣に戻った右腕の代名詞とも言える「男気」も流行語になった。

 メジャー球場のようなエンターテイメント性を誇るマツダスタジアムを軸とした経営努力に加え、「カープ女子」「男気」のキーワードが観客動員数記録更新を後押しした格好だ。

 広島は今季63勝65敗3分で現在リーグ4位。クライマックスシリーズ進出に向けて、3位巨人とのゲーム差は2・5、首位ヤクルトとのゲーム差4・5となっている。

 この日はDeNAに3-2で勝利。試合後のヒーローインタビューで、決勝打を放った菊池は「一切諦めていません」と言い切った。残り主催試合は6試合。白熱の一途をたどるペナントレースを争う広島は、更に観客動員記録を伸ばすことになる。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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